そごう美術館で開かれているマリー・アントワネット物語展へ行きました。 肖像画などの展示物を撮影は禁止でしたが、復元した彼女のドレスやそのスペースは撮影が許可されていました。 スペースはこのシャンデリアがいくつかあり、マリー・アントワネットの煌びやかな生活を再現しているかのようでした。 復元された衣装その1 ドレス全体にレースがふんだんに使われていたり、袖もレースの姫袖でとてもエレガント。 後ろ バッスル部分アップ ゴシックやロリィタファッションが好きな方には、何時間でもいられるような空間と言っても過言ではないでしょう。 胸元アップ 復元された衣装その2 この花の模様、プリントじゃなくて全部刺繍です。 そして先程同様にたっぷりのレースが使われた姫袖。 姫袖、という名の通り姫や王妃が着るドレスにぴったりの優美さでした。 後ろ ひきずって踏んでしまうことがあっても仕方がないくらいですね。 そうならない為に、歩き方とか礼儀作法を叩きこまれるのでしょう。 復元された衣装その3 「羊飼いのドレス」という名のドレス。 グリーンとピンクの組み合わせがお花のようで可愛い。 レースのショールで優雅さも忘れずに。 後ろ しっかりバッスルもあります。 復元された衣装その4 今までの衣装と比べて華やかさよりも落ち着きがありました。 正装ではない分、過ごし易い洋服かも。 勿論、それでもとても可愛いドレスですけどね♪ 後ろ 復元された衣装その5 このドレスは宮廷用と書かれていましたが、結婚式用のドレスとあっても違和感がないくらいの豪華なドレス。 ドレープやフリル、レースもさることながら、一番目を引くのがこのスカートのボリューム。 当時のパニエのボリュームに、ただただ圧倒されました。 後ろ 背中部分アップ コルセットの様な編み上げがあります。 これで気を失いそうになるくらい締めて、身体のラインを美しく出していたのでしょう。 胸元アップ 裾アップ 裾のレースやリボンもとても豪華。 衣装の他にも、その当時流行った髪型がカツラなどを使って復元されていました。 昔、貴婦人の間で流行した髪型とは この絵の様に、地毛に加えてカツラで盛って固めた髪の上に、宝石や花で装飾したものでした。 サガフロンティア2で髪の毛を砂糖水で固めて奇抜な髪型のキャラクターであるグスタフがいましたが、 当時はコテやスプレー等の道具がなかったので、恐らく彼の様に砂糖水で髪の毛を固めていたのかも…。 そしてその当時女性の中でファッションリーダー的存在であったマリー・アントワネットは このように船の模型を載せていました。 以前、茶漬けさんのブログでもあったように、 花瓶や靴なども載せていたそうな…。 因みに船盛りウィッグ(勝手に命名)は被る体験もできましたが、写真を撮り忘れました泣 当時の宮殿の中を描いた絵。 こういった豪華な場だからこそ、上にあるようなドレスや髪型が栄えたのでしょう。 スペースの出口近く?には「ベルサイユのばら」で有名な池田理代子先生が描いたマリー・アントワネットの絵がありました。 彼女は作中にも出ていましたよね。 この絵は、今回の展示会に向けての描きおろしとのこと。 そして、その当時お城にある肖像画ではなく、庶民向けに公開された絵では 恐らくパーティ向けに盛ったり着飾ったりしている時のマリー・アントワネットが描かれていました。 おまけ 左:この展示のチケット 右:特典でついたグリーティングカード 中を開くと… 池田理代子先生のサインと展示されていた絵と同じ優美なマリー・アントワネットのカードがありました。 部屋に飾ろう。 他に展示されていたものは、マリー・アントワネットの生前の肖像画や、彼女の母・兄・最後までいた侍女の肖像画、 愛用していた懐中時計や「首飾り事件」のネックレスを復元したもの、その当時の街並みの絵など、 マリー・アントワネットだけでなく、その周りの人物、その時代の風景のものも展示されていて、大変勉強になる展示会でした。 マリー・アントワネット物語展特設サイト→マリー・アントワネット物語展 |